原典にはこういう含蓄のある表現が多くて、さらりと読むとみんな素通りしてしまいますが、「横列では無関係で縦列では意味が生じる」というのは、まさに、神と人間の世界は並列で存在するものではなく、縦の主従関係(親子関係)のように連なっていることを意味しているのでしょう。人間はそこ(神の連なり)に「ある」わけです。 暦(六十干支)ができるまでは、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸と子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥はもともとは宇宙の構成要素としての符合でした。それを組み合わせることによって(干支の成立)によって、暦(時間・運命の流れ)が生まれました。算命学が生年月日の干支で人間や運命を知ることができる、根本原理です。説明にある…