……カントの問いかけるこの言葉、 「君が感じている“理不尽さ”は、世界の欠陥ではない。認識の条件そのものだ。」 から続きを始めよう。 ◇ 納得して死ねない MA)うん、ボクも「理不尽さ」を欠陥だとは思っていないんだよね。そのような条件のもとに成立しているのだといえば、そうなのかもしれない、と思う。 だけどそれでは納得して死ねないよ。まあ、死なないんだけどさ。 先生)その感覚は、カントを読んだ人が自然に抱く違和感でもある。 理不尽さを欠陥だとは思っていない 条件のもとに成立しているのかもしれない だけど、それでは納得して死ねない これ、実は**カントが意図的に残した「未回収の違和感」**そのもの…