装置・設備・設定の意味。installation。
1970年代以降、モダンアート、特にコンテンポラリーアートに頻繁に現れるようになった美術作品の提示方法の一つ。Installation art。 物体や装置などを配置し、アーティストの意向に添って構成された場所や空間自体を作品としたもの。
現代アート事典 モダンからコンテンポラリーまで……世界と日本の現代美術用語集
窪田 文 個展「かえる」 一見、呆れるほど脱力したかのような絵画やオブジェたち。 しかし、じっと向き合えば、何か心の叫び、 あるいはつぶやきが聞こえてくるようです。 「すっと昔のことも、すっと遠くにいるひとも、 1秒先にいる。かえりたいとおもう、 かえってきてねと願う、かわりつづけるものたちの 心が、鮮やかに燃えるとき。 2022年7月11日から7月16日 ギャラリイK 〒104-0031 東京都中央区京橋3-9-7 ℡03-3563-4578 xn--cckkci4eve7kf8f.com 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、多くの美術館・博物館等の 臨時休館やイベントの休止、展覧会の中止…
アンビエント・ミュージックの第一人者であり、プロデューサーとしてもデヴィッド・ボウイ、U2、コールドプレイなどを手掛けてきたブライアン・イーノ。実は美術学校出身で、音楽とビジュアルによるインスタレーション作品も数多く発表している。そのインスタレーションが一堂に会する展覧会が、1930年に銀行として竣工した歴史ある建物を舞台に、京都で開催。彼のアンビエント/ジェネレーティブ・ミュージックとシンクロし、刻々と変化していくビジュアルを中心とした作品群は、時を忘れるような感覚に引き込んでくれる。 Text:iori matsumoto Photo:yoshikazu inoue Co-operatio…
作品《僕のまち》My town 2021年10月に私が、現在は廃校となっている木造の小学校にて制作した作品です。 作品についてのお話。(あんまり解説されたくない人は見ないでください。) 小学校は富山県富山市の小羽という地域で、里山の中にあります。周りには民家や田んぼも畑、山も川もある所です。 作品は学校内外から即興的に集めたものを並べた作品となっています。 学校を守ることが単に校舎を活用することだけでなく、学校の登下校に味わう校区の楽しさにも向いてほしいという思いから作品を構想しました。 その中で思いついたのが、デモ活動でも作られることもある即興的なバリケードです。(香港民主派デモや、かつての…
本日は会期二日目。それがためか館内の入場者は随分と多い印象。 入館し、検温と消毒は常のコトだが、今回に限っては「面談のご予約はありますか?」の声掛けが(笑)。 これは勿論、展示に纏わるイベントに関連した質問。 でも、事前に調べていないと、ちょっとぎょっとするよね。 で、件のイベントは【2階】の展示、『中澤大輔』の〔本郷職業紹介所〕に関連するもの。 今でこそギャラリーになってはいるけれど、戦前に建造された時の役割は「職業紹介所」としてのもの。 その縁起を現代に蘇らせる試み。 建物の歴史を知り、働く意味をビデオで確認し、更には面談に移る寸法。 ホントに参加する人、いるのか?と訝っていたら、面談室か…
竹中美幸 個展 本展では、35mm映像用ポジフィルムによる インスタレーションおよび、平面作品を展示予定。 光を使うインスタレーション作品は、 夜間も建物の外から観賞することができ、 昼と夜で異なった表情を見せてくれるでしょう。 2022年2月4日から2月27日まで ART FRONT GALLERY 東京都渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラスA棟 ☎03-3476-4869 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、多くの美術館・博物館等の 臨時休館やイベントの休止、展覧会の中止や開催時期の変更、および 入館方法などが変更になっています。 状況が日々変動しているため、各施設の公式HPなどで最…
作品《僕はどこからきた?》 2021年10月に私が、現在は廃校となっている木造の小学校にて制作した作品です。 作品についてのお話。(あんまり解説されたくない人は見ないでください。) 木造校舎の旧小学校を利用して制作したインスタレーション作品です。この作品のために撮り、印刷した作品ではなく、過去に制作・発表した写真作品を再利用し制作しました。 作品タイトルにある「自分はどこからきたのか?」という疑問は、ときどき孤独の中で現れ、悩まされるものです。 ヒトも昔は海の生き物だったという原始的な意味を思いながら、海や川といったイメージを入れて、漂う自分、内向する自分を表現しました。 小学校に残るオブジェ…
【本館 展示室3、4】で~11月28日(日)まで開催中。 「ポストコロナ社会を創造するアーツプロジェクト」なる副題が冠されている。 計十六組の作品が展示されパフォーマンス映像やインスタレーションが多目。 『中村裕太』の〔いかものの問題!〕や『遠藤麻衣』の〔現代に転生したマリリンを僕は弁護(まも)りたい〕を面白く観させて貰ったが。 あ、あと『長谷川愛』の〔富士山噴火茶席〕も。
おまっとさんでした!出没!アド街ック天国! あなたの街の宣伝本部長,ラブリバー田中です。 今回の記事は,先日訪れた日本一のパワースポット・京都で得たスピリチュアルパワーを活かし降霊術をもって,アド街ックではなく ガチの天国にいらっしゃる安倍晴明さんと憑依合体した状態でお届けいたします。 よみがえれ~!♫ 安倍晴明『現成真姿......現成真姿.....』 映画「陰陽師」より さて身体も野村萬斎に馴染んできたところで,先日吉祥寺に行ってきたお話をしたいと思います。 僕の休日などブログで報告するほどのことでもないのですが,ブログで報告すべきとあるインスタレーションを拝見して参りましたので,皆さんに…
今日は、、雨風の富山。 色々あり、ゆっくりアトリエに来ましたが、 うちのワン、、車から降りたがらず、、、。 まぁ、こんな日は、 車の中の方があんしんかもしれないとそのままにしています。 私は、、夕方は用事があり、、 作品の事を考えても、、落ち着かず、 このブログの後移動しようかと思います。 今、北陸三県で、GO FOR KOGEIというイベントが開催されています。 先日、開催場所の一つ、高岡の勝興寺に行ってきました。 ざっくり写真で紹介を。。 素晴らしい企画だと思います、 これは10/24までです。 この後、どこに行けるかな。。。と思っていますが、 このイベントに興味を持った、 先日のSICF…
天気予報を眺めてると、もう残暑って言ってる。残っていうか、気分も気温も夏本番まっさかりって感じだけど、立秋を過ぎたからなのかな。週末は台風がくるので、いまのうちに出歩いておく。きょうは初台のライアン・ガンダー展へ。展示を観るときは、あんまり手元のハンドアウトを見たりしないでガンガン進んで、いったん最後まで行ってから最初の展示室へ戻って、2周目で気になった作品をじっくり観るという見方をやっているのだけど、コンセプチュアルアートでそれをやると、2周目を回りながら読む作家の解説文は答え合わせ感がすごくておもしろかった。最後の1時間ある映像作品、セルフィーからはじまって、承認欲求、果てはテクノロジーに…
東京亀戸の亀戸アートセンターで内山聡展が開かれている(8月28日まで)。内山は1978年神奈川県生まれ。2005年に多摩美術大学大学院日本画研究領域を修了している。2003年にアートスペース羅針盤で初個展、その後神奈川県のギャラリーHIRAWATAやギャラリー現、eitoeiko、ギャラリーOUT of PLACEなどで個展を開いている。 今回は以前制作した同心円状のテープのオブジェを1階のスペースに飾り、2階のスペースには紙テープを床一杯に広げている。その量は1階のオブジェと同数のテープを使っているという。 2階で使った紙テープの芯 この同心円状のオブジェについて以前私が書いたことを再録する…
『国際芸術祭・あいち2022』一宮市会場 ※一宮市とは 真清田神社エリア 小杉大介『赤い森と青い雲』 西瓜姉妹(ウォーターメロン・シスターズ) ケイリーン・ウィスキー『My name is Kaylene Imantura Whiskey』 石黒賢一『夕暮れのモーニング、二つの時のためのモニュメント』 アンネ・イムホフ『道化師』 市役所~本町商店街エリア 奈良美智 バリー・マッギー『無題(つむぎロード)』 眞田岳彦『あいちNAUプロジェクト《白維》』 遠藤薫『羊と眠る』 尾西エリアA会場 曹斐『新星』 塩田千春『糸をたどって』 尾西エリアB会場 迎英里子 レオノール・アントゥネス『主婦と彼女の…
時が止まる瞬間がある。 まずは概要から。東京都庭園美術館にて、9月4日まで開催。毎週月曜休館。開館時間は10時から18時。事前予約制。 お気に入りの1葉 蜷川実花の作品と旧朝香宮邸の調和 インスタレーション作品としてかなり完成度の高い展示でした。というのも、東京都庭園美術館はもともと朝香宮邸で、昭和期から残る美しい調度品や内装が魅力の美術館。そこに花の麗しさ、永遠にも似た美を緻密に計算して配置するという構成が、非常に素晴らしかったです。現代的な作品と古き良き内装がケンカしないどころか、調和する。これは東京都庭園美術館で開催されたどのインスタレーション作品でもそうなのですが、お互いの邪魔をしない…
金曜日に京都にいって、ブライアン・イーノの個展をみてきた。開催がアナウンスされたときから関心をもっていて、もとは妹が京都大学のオープンキャンパスに参加するのに合わせて訪れるつもりでいた。それが大学の事情で中止となったため、日程を変更してひとりで東京から向かった。平日昼の東海道新幹線は、出張客で指定席は多く埋まっているいっぽうで、自由席のほうは空席がかえって多かった。窓際の席にいて富士山を拝めたはずなのだが、弁当を食べていて見逃した。 雨の予報に反して京都はほどよく日が照っていた。駅から徒歩でまもない中央信用金庫に到着すると、会場の入口にて予約の確認をされた。予約制ということを見落としていたが、…
涼しい所を求めて、átoaに行って来た。 此の蒸し蒸し猛暑の中、三宮駅から現地まで歩くのは辛いのでポートループに乗る事にした。 案内の人居てはるけどお手持ちの看板の視認性上げた方が良さそうである。 ポートループの話は後でするが、1両目だと普通のバスとあんまり変わらない。 kiito行く時も便利そう。kiitoからだと帰りは徒歩っぽいが・・・とほほ。 新港町、意外となんもない。 いや、なんもない訳じゃないけど思ったより小ぢんまりとしている。 そして予約時間より早く行ったが時間潰すとこがあんまりない。 TOOTH TOOTH MART FOOD HALL&NIGHT FESあるけど11時オープンな…
イオンモール名古屋ノリタケガーデンのプラネタリウムに家族で行きました 小学一年生の娘が「ポケットモンスター オーロラからのメッセージ」というプログラムを観たいということで、家族でイオンモール名古屋ノリタケガーデンのプラネタリウムに行ってきました。 プラネタリウムを運営しているのは、コニカミノルタのようです。コニカミノルタといえば、映像に定評があり、カメラのアルファシリーズがソニーに売却されたことであまりにも有名(?)ですね。期待が高まります。 プラネタリウムの手前にはおしゃれなグッズを扱っている売店と、巨大なプロジェクターによるインスタレーションがありました。 でかいスクリーン センサはAzu…
前回の記事は大阪松竹座の感想でした 今回は前後で巡った道をば 朝8時半に神戸空港着。宝塚が休演なので何をしようかと考えながら到着ロビーを出る。 と、圓教寺の杉本博司インスタレーションのチラシがモノレール乗り場に。 今回みたいなチャンスがなければ姫路まで行くことはないだろうってことで大阪に向かう予定から反対方向の姫路へ。 圓教寺は書写山という山の中にいくつもの伽藍を配置しており、同じ天台宗ということから比叡山と似た雰囲気が漂っています 姫路駅からバスで30分、書写山のロープウェイに着きます。ロープウェイを登ると圓教寺の入り口があるだけで、ここからメインの摩尼や講堂エリアへは勾配の激しめな山道を2…
月曜日はジャルディーニ、アルセナーレのメイン会場は基本的にお休みです。 じゃあ、のんびりヴェニス観光かな〜。 ちょっと待って! 月曜日でも開いている市街地の展示や、ヴェネツィアビエンナーレに合わせて魅力的な特別展を開催中の美術館がたくさんあります! のんびりしているような時間はないのです!! アカデミア美術館 アニッシュ・カプーア展 巨匠、カプーアです。 ベネチアの建物に合いますね! アカデミア美術館は、ボッシュの作品など、常設展も見応えあり。 そしてカプーアの大個展はPlazzo Manfrinでも開催されています。 こちらは行けず〜。Plazzo Manfrinの方が大規模な感じがします。…
国際芸術祭「あいち2022(ニーゼロニーニー)」が7月30日からはじまりました。 感じたことを勝手につづります。 あいちトリエンナーレから名前を変えて、(アートを知らない)日本人にわかりやすい名前になりました。 2010年から愛知で芸術祭がはじまったので、今回で5回目の開催です。 ちなみに、トリエンナーレとは、イタリア語で「3年に一度」という意味だが、3年に一度開催される芸術祭といえば、他には瀬戸内国際芸術祭ですね。毎回、愛知と瀬戸内の芸術祭が行われる年が被るので、その年はアート巡りで私は忙しくなります。 ビエンナーレはイタリア語で「2年に一回」の意味で、1895年から開催されているヴェネツィ…
常滑でグレンダ・レオンのインスタレーションを演奏する濃密な5泊6日が終わり、名古屋に移動。岐阜大学の美術史の教授でアーティストの野村幸弘さんが名古屋でスペースを借りてGallery幻想工房を始めたというので、どんな場所かを見に行く。幸弘さんとは、横浜トリエンナーレ2005で発表した《ズーラシアの音楽》、インドネシアの山奥でのセッションを記録した《Bukit Ponjon》など、様々な映像作品をつくった。 幸弘さんはイタリア美術史が専門だが、画家でもあり、ギャラリー幻想工房に行くとご自身の絵画作品やオブジェが数限りなく並んでいる。幸弘さんの絵は建築や階段が描かれることが多く、絵の中に人物が不在で…
頭まっしろで手探りの状態から、ゴールは見えたような気がするのだけど、土日は終わってしまった。フジロックの配信がずっと寄り添ってくれて、ほんとにありがたかった。日本語ラップの文脈とか人間関係とかぜんぜんわからないのだけど、PUNPEEのライブすごくよかったな。この2日間で、知らない良い感じのバンドもたくさん教えてくれて、ありがとう。Apple Musicで探して聴こう。 7月、もう終わりなのか。いまって夏なんだっけ。ずっと涼しい部屋にいる。青森のりんごの倉庫をリノベーションしたらしいなんかおもしろそうなところでやってる池田亮司のインスタレーションと、青森県立美術館で皆川明の展示をやってるっぽくて…
7/31(日) 3時ごろ電話を切ったあとも寝付けなくて、5時くらいになってどうしてもお腹が空いて、衝動的にオムライスをつくった。ケチャップがなかったのでガーリックライスで。なかなかの出来だった。オムライスは柔らかい方が好き。 血糖値が上がり気絶するように入眠。13時ごろ起床。来週毎日出社なので洗濯機を回しておく。回っている間に百均へ必要なものを買いに行く、道すがら、中野古本案内所に吸い込まれ、流れるように4冊購入。 中島京子 妻が椎茸だった頃 ハンスペーターデュル 性と暴力の文化史 大庭健 他者とは誰のことか 斎藤慶典 力と他者 -レヴィナスに- 百均で霧吹きやら布団ばさみやらをゲットした帰り…
国際芸術祭あいち2022のために、常滑に滞在中。今朝も9:30からグレンダ・レオンのインスタレーションを演奏。昨日やらなかった新奏法の発見もあり、またまたグレンダ作品を楽しむ。 そして、夕方17:00からの最後の公演も、昨日の反省を踏まえて暑さ対策+空調の音が邪魔にならない、を徹底して開催。最後は、島袋道浩、グレンダ・レオン、シアスター・ゲイツという客席にいるアーティストたちを呼び込み、即席弦楽四重奏セッションをした。 朝公演が9:30-10:00で夕方公演が17:00-17:30なので、7時間の空き時間があったので、今日は、電車で片道1時間かけて、再び一宮まで出かけ、以下の一宮会場の作品を鑑…
本日10時に国際芸術祭「あいち2022」が開幕する。ところが、グレンダ・レオンのインスタレーションで野村誠が演奏するスペシャルパフォーマンスは、開館前の9:30に開演で、なんと開幕を30分先取り。 予約のお客さんが集まり、キュレトリアル・アドバイザーの島袋道浩くんが挨拶。島袋くんとグレンダとのこと、島袋くんと野村のことなど語っての導入。その後、ぼくが入場して、グレンダの作品を演奏。作品と対話し、空間と対話して演奏することができ、楽しい時間だった。10:00にはテープカットがあるから、20分程度で終わらなければいけなかったのだが、自然な流れで濃密な20分が過ぎた。ビジュアルが音になり、音がビジュ…