笠間日動美術館は、茨城県笠間市にある美術館。昭和47年(1972)に東京・銀座にある日動画廊創業者、長谷川仁・林子夫妻により、長谷川家累代の地である笠間に創設された。日本を代表する洋画商の創設した美術館であるため、地方にある美術館としては充実したコレクションを誇る。
フランス印象派からエコール・ド・パリ、ポップアートを中心としたアメリカ美術、日本の近・現代の巨匠が描いた絵画など、3千点余りを収蔵。 また館内には著名彫刻家の作品が点在している。
画家が愛用したパレット画のコレクションは特筆される。1967年に長谷川氏が親交を深めた画家たちに願い出て譲り受けて以来、画家本人や遺族などからの寄贈が続き、現在では330点という世界に例の無い美術史的にも貴重なコレクションとなっている。