少し前に「魯山人のかまど」という番組をやっていました。頑固で気難しい北大路魯山人。その出身地が、ぼくと同じ京都市上賀茂だったことを番組内のエピソードで知って、なんだかいろいろと思いを馳せました。 魯山人を私淑した夭逝画家・有元利夫は、魯山人の言葉にある、雅、放胆、枯淡、稚拙、鈍、省略、不整美、無名色、無造作と言うような要素を自身の作品の中に持つことを、制作の基本としていたそう。売れようと思えばどれも真逆になりそうな言葉の数々だけれども、深遠に向かう道なのでしょうね。 そんな魯山人の言葉を思うとき、決まって思い返すのがこの写真。魯山人の、そして僕の生家にもほど近い修学院離宮の池と橋。どれひとつと…