旧来の福祉国家が持つ限界と、80年代におけるサッチャー政権の新自由主義政策がもたらした歪みをともに乗り越え、「市民社会の刷新」を訴える新しい社会民主主義の政治理念
単純な「弱者への再配分(福祉国家主義)」ではなく、また(その反動として)政治的再配分を否定する(新自由主義)ことも無い「第三の立場」のこと。ここでは、「競争参加動機のある者への再分配」を実現するために、「機会の平等」が志向される。
この立場を標榜している者としては、社会学者のアンソニー・ギデンズが有名である。また、現代においては、イギリスのブレア政権が実践しているとされている。