日本は早々と梅雨に入ったが合間の晴れ日を狙って近所の天満宮へ訪れた。幼少期から何度も訪れた事があるので目新しい所は無いと思っていたのだが、本殿近くに絵馬堂という休憩小屋のようなのがあったのでフラッと立ち寄った。 その頭上には怪しげな図形が額に飾ってあった。どうやら初等幾何の様である。じっくり見るとなんと算額であった。噂には聞いていたが実際には初めて見た(後で調べるとこれはレプリカのよう)。算額とは江戸時代の庶民の娯楽であった数学の問題を作問し、出来の良いものを神社などに奉納するのである。それをよってたかって誰が1番早く解けるのかを競うのだ。庶民の娯楽が数学って信じられん。今で言えば家族そろって…