本州と四国の間、瀬戸内海に淡路島はある。島と言ってもかなり大きい。東京23区と同じぐらいの広さがある。約12万の人口は、沖縄本島を除く日本の離島では最多である。淡路の名の由来は、阿波(現徳島県)への路(みち)。その名のとおり、いにしえはもとより、今も神戸淡路鳴門自動車道が通過して本州と四国を結ぶ路の島である。 淡路へと明石海峡大橋を渡る 神戸淡路鳴門自動車道が、まず本州から淡路島へと渡る際に跨ぐのが、幅およそ3km余りの明石海峡である。関西と四国、九州をつなぐ瀬戸内海航路のたくさんの船舶が通過する海上交通の要所だ。そこに架かるのが全長3911m、1998年の開通時から2022年まで世界最長の吊…