縁起のいい和菓子

鶴屋吉信 季節の生菓子 南天の幸(なんてんのさち) 鶴屋吉信 12月1日から22日までと、25日から28日までの期間限定販売生菓子、南天の幸。きんとん製生地で粒餡を包む、鶴屋吉信定番型の生菓子。 南天は、難を転じると読んで、縁起のいい植物としてその可愛い赤い実も相まって、お正月に向けて重宝されます。 今年の締めに向けて、南天の幸という菓銘は、お土産にすることで、先様にもきっと喜ばれると思われます。

虎屋 季節の生菓子 鶉餅(うずらもち） 虎屋 12月1日から15日までの期間限定販売生菓子、鶉餅。 1651年、江戸時代慶安年間から続く和菓子です。関ヶ原の戦いから50年後くらいには作られていたかと思うとその歴史の重みを感じます。 鶉の姿をそのまま意匠にしている可愛らしい和菓子で、餅粉の生地で御膳餡を包み込んでいます。鶉の鳴き声が「ゴキッチョー（御吉兆）」と聞こえることから、縁起がいい鳥として重宝されてきたそうです。 かわいいルックスに加え、縁起のいいアイテムだけに、お土産としても適しています。 試験などの乗り越えなければいけない難関に対峙している方や、その関係者の方々へのお土産に適していると…

鶴屋吉信 季節の生菓子 藪柑子(やぶこうじ) 鶴屋吉信 12月1日から22日、25日から28日までの期間限定販売生菓子、藪柑子。 正月の飾り物にも使われる植物で、藪に生える柑子（みかん類）の意味だそうです。 見た目と生息する場所からついた名前のようです。 別称を十両といい、縁起のいい名前も持っています。新年の飾りに用いられるほどですから、お土産としても、いいご縁を運ぶことが期待できます。 こなし製生地でこし餡を巻いた鶴屋吉信定番型のこの生菓子は、差入というよりは、お茶の時間を一緒に過ごす人とのお茶菓子としてお土産にされることに適していると思います。 いよいよ師走に入り、こうしたいい縁起のいわれ…

鈴懸 季節の生菓子 亥の子餅（いのこもち） 鈴懸 11月6日から13日までの期間限定販売生菓子、亥の子餅。 亥の月、亥の日、亥の刻に亥の子餅を食べると病気にかからない、また、いのししが多産なことから子孫繁栄の願いを込めて、亥の子の祝いが行われてきました。 先日、虎屋の亥の子餅を紹介した際、今年は11月1日がその日とご紹介しましたが、鈴懸の見立てでは、それが11月13日になっていて、その日までの約1週間限りの限定販売になっています。 鈴懸の亥の子餅は餅粉で作った生地で餡を包んでイノシシの子供、ウリ坊を表現していますが、中にはクルミや桂皮末なども混ぜられています。美味しいうえに縁起のいいお餅なので…

虎屋 季節の生菓子 千代の菊(ちよのきく) 虎屋 10月16日から31日までの期間限定販売生菓子、千代の菊。 1831年、江戸時代天保年間から続く意匠の和菓子。菊は、不老不死の象徴とされてきた花で、この千代の菊は、その菊にあやかろうとするものです。緑、紅、黄の鮮やかな色合わせの巻物で、末永く（千代に）幸福が続くようにと願いが込められています。 羊羹製のねっとりとした独特な食感を楽しめるお菓子です。不老不死、健康長寿を願う和菓子なので、お土産としても喜ばれます。色の組み合わせも鮮やかで、見た目にも華やいだ気持ちにさせてくれます。

仙太郎 7月の月替わりおはぎ 黒米おはぎ（くろごめおはぎ） 仙太郎 7月限定の販売おはぎ、黒米おはぎ。 このおはぎを購入した伊勢丹では、月替わりとして販売していましたが、店舗ごとに販売期間が異なります。ただし、初夏から夏にかけて販売されるおはぎです。 黒米と青じそを加えたもち米生地で粒餡を包んだおはぎです。 黒米はぬかの部分にアントシアニンという青紫の色素を含んでいるため白米と混ぜて炊くと鮮やかな紫色になり、その色合いから「紫米」や「黒紫米」とも呼ばれるそうです。栄養価も高くヘルシーな黒米は、昔から祝いの米にも使われていたそうです。暑い日が続くいま、元気を出してもらうための和菓子として、好適な…

仙太郎 季節の生菓子 みなづき 白(みなづき しろ) 仙太郎 4月16日から8月31日までの期間限定販売生菓子、みなづき 白。 水無月の定番中の定番とも言える仙太郎のみなづき。6月30日の夏越の祓に食べる和菓子として、30日までの販売になる水無月が多い中、仙太郎のこの白は、8月31日までの販売期間で、夏の和菓子として長期間買うことができます。 年の前半の穢れを祓う意味からも、お土産にしても喜ばれると思います。