西股総生著『パーツから考える戦国期城郭論』(ワン・パブリッシング、2021)読了。 戦国時代の城郭を構成する、空堀・土塁・切岸・虎口・曲輪などのパーツを個別に取り上げ、形態や機能とその変化について、実戦での使用にも即して解説する1冊。 西股総生著『パーツから考える戦国期城郭論』(ワン・パブリッシング、2021) 概要と感想 本書では、「曲輪」「虎口」「土塁」「空堀」といった城を構成する部品について個別に解説を行い、それぞれが合戦の場面でどのように機能したのか、また歴史的にどういった変化をしたのかを考察している。こうした城郭用語について、個別に詳細に解説されたものは多くはないだろう。…