先日、土浦市立博物館にて行われていた特別展「八田知家と名門常陸小田氏―鎌倉殿御家人に始まる武家の歴史―」を拝観しました。 土浦市立博物館本展は初期の鎌倉幕府の御家人であった八田知家に始まり、約700年にわたる常陸小田氏の一族の足跡について紹介する展示でした。小田一族を初代から江戸時代まで扱うのは初の試みであるようで、とても力が入った展示となっていました。八田知家は、鎌倉幕府の13人の合議制のメンバーの一人でもあり、常陸国の守護をつとめていましたが、その足跡を紹介した展示は貴重であり、見ごたえがありました。特に筑波山麓の六所神社に知家が寄進したという御正体の写しは、知家が小田の近辺に拠点を持って…