数時間で終わると言われた手術で10時間以上待たされた家族。その間、病院からは何の説明もなかった。術後、竹田くんが家族に説明する。「硬膜から神経がドバッと出てしまい、それを戻すのに時間がかかってしまいました。」と。 福永さんを竹田くんの手技向上のための練習台として利用した結果、福永さんは歩行困難と膀胱直腸障害と神経障害性疼痛の3重苦となった。その激しい痛みは、貝山さんを襲ったのと同じ痛みである。 だが、竹田くんなりに精一杯説明を行った結果、家族は弁護士を立てたり賠償請求をする様子はいまのところ無かった。竹田くんは九死に一生を得た。 だが、問題は上層部がこの時点に及んでも、脳外チームの暴走を止めな…