株式投資において銘柄選択をする際、投資してみたい企業がある一方で投資したくない企業というのもある。投資したくない企業というのは、なんとなく負のオーラが出ている感じがするのだ。 業績が落ち込んでいるとか、何か不正が起きたとか、明らかなものもある場合もあるが、外からはうかがい知ることができなくてもなんとなく滲み出ていて、それがまるで腐臭を放っているかのように遠ざけたくなる気持ちになるのだ。 業績の落ち込みや不正の発生も、元をたどればそういう腐臭の発生源がどこかにあってそれが業績や不正という形になって表れたものなのかもしれない。 その腐臭は、企業風土や組織風土といったものから醸成されるのではないか。…