芒種次候は「腐草為蛍」その意味は腐った水草から蛍が湧き出る 季節の移り変わりを表す農村歴の二十四節気を、さらに「初候」「次候」「末候」の3つに区切ったものを七十二候という。古代中国で考案されたものを江戸時代に日本の季節感に合うように改めたもので、季節の移り変わりを短文で表す仕立てになっている。 今日から5日間は『芒種』の次候になるが、それを表す短文が怪奇そのものなのだ。 曰く「腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)」。つまり、腐った水草から蛍が生まれるという自然現象をまったく理解していない表現になっているのだ。蛍が腐った水草から自然発生的に湧き出てくるわけはない。いくら蛍が飛び始める季節だとし…