第7話前半「藤原義孝と源保光の娘」50番歌 君がため 惜しからざれし 命さえ 長くもがなと 思ひけるかな (藤原義孝:954~974年) 才色兼備で信仰心も篤い貴公子と評判が高かった義孝には許嫁がいた。源保光の娘だ。残念ながら名前は分かっていない。 彼女をとても大切に思っている義孝は、まめに文のやりとりをするのだが、契りを交わすのはもう少し出世してからが好ましいと考えており、まだ、顔を見たことさえなかった。 叔父のイタズラで死ぬかと思った時、彼女のことが思い浮かんだ義孝は、いきなり彼女のもとを訪れ、抑えきれない気持ちを彼女に伝えるのであった。義孝18歳。https://www.youtube.…