クッシーで有名な屈斜路湖の北に聳える標高1000.02mの山。一等三角点がある。東側の展望駐車場か北側の銀嶺水から登るのが一般的。どちらも短時間で登れ、手軽に登山気分を味わえるので人気がある。展望駐車場からのコースの途中にある、屏風岩周辺には、ハクサンイチゲなどの高山植物も咲いてちょっとした高山気分を味わえる。冬は樹氷が美しく、山スキーを楽しむ人も多い。
本稿の趣旨 硫黄鉱山の採掘と共に和人の入植が進み、温泉が整備された弟子屈町。摩周湖や硫黄山、屈斜路湖などの観光資源により観光地として栄えたが、温泉地としては衰退している。このような状況に対し、弟子屈の温泉地群をひとつの温泉郷と捉え、魅力ある温泉地として推進していくマーケティングを考える。 【目次】 第1節 なぜ温泉郷なのか 1 温泉郷として考慮する地域とは 2 温泉郷創造の意味するところ 第2節 弟子屈町の温泉発展過程 1 歴史的視点で観光を考える意義 2 弟子屈地域の温泉が記述に登場 (1) 明治以前の弟子屈 (2)松浦武四郎の日誌に記された弟子屈の温泉 3 弟子屈地域の温泉の夜明け (1)…