虚構推理(22) (月刊少年マガジンR) 作者:片瀬茶柴,城平京 講談社 Amazon 『廃墟に出会う』と『まるで昔話のような』は九郎をフューチャーしたお話だったようで普段の九郎と言えば琴子に協力的であれば彼女のワトソンとして機能し、協力的でなければ事件の表舞台に立つ事もない。琴子が機能しない状態の時だけ彼女の役割を代理する事は有っても彼女より目立つ事はないその意味では彼がどう行動するかが事件解決に直結するかのようなこの2編は珍しいと言えるかも 廃墟で九郎が偶然であった相良が語るのは姉の死に纏わる疑念些細な不納得から始まった彼の調査は姉の遺言によって展開を広げるというのはミステリ然としているね…