『脳のお休み』 / 蟹の親子 脳のお休み (暮らし, 05) 作者:蟹の親子 百万年書房 Amazon 百万年書房の新刊。この出版社の本はなんだかんだ、『せいいっぱいの悪口』から全て購入してる。今回もタイトル・装丁・著者名ともに、買わざるを得んだろというセンスの塊(そして帯が滝口悠生さん!)。下北にある「日記屋 月日」の初代店長が著者のエッセイ。 いわゆる雑文というスタイルの文章で、著者の生活の情景が離散的に、時に毒づきながらも、基本的には「とある事象が起こった」という事実が淡々と描かれていく。なので中盤まで、好きなスタイルであるものの、エッセイの割にあんまり著者のことが見えてこんなぁという印…