監督/脚本・・・・・・崔洋一 原作・・・・・・梁石日(ヤン・ソギル) 脚本・・・・・・鄭義信 撮影・・・・・・浜田毅 美術・・・・・・磯見俊裕 編集・・・・・・奥原好幸 録音・・・・・・武進 照明・・・・・・高屋齋 出演・・・・・・ビートたけし、新井浩文、田畑智子、オダギリジョー、松重豊、中村優子、唯野未歩子、濱田マリ、柏原収史、塩見三省、北村一輝、國村隼、寺島進、伊藤淳史、鈴木京香 ほか
先日亡くなった崔洋一監督による、ビートたけし演じる在日朝鮮人の金俊平を中心とした大阪の朝鮮人長屋が舞台のバイオレンスドラマ。 在日二世である梁石日(ヤン・ソギル)の同名小説を映像化しており、映画の冒頭で“済州島からの朝鮮移民”というワードが出てくることもあり、この集落が日本併合時代に朝鮮からの出稼ぎ労働者が多数出入り、及び定住をしていた猪飼野が舞台と思われます。 【ネタバレなし】
血と骨(下) (幻冬舎文庫) 著者 : 梁石日 幻冬舎 (2001年4月5日発売) f.2023/8/14p.2023/5/10 from amazon site 一九三〇年頃、大阪の蒲鉾工場で働く金俊平はその巨漢と凶暴さで極道からも恐れられていた。実在の父親をモデルにしたひとりの業深き男の激烈な死闘と数奇な運命を描いた山本周五郎賞受賞作! 敗戦後の混乱の中、金俊平は自らの蒲鉾工場を立ち上げ、大成功した。妾も作るが、半年間の闘病生活を強いられ、工場を閉鎖し、高利貸しに転身する。金俊平は容赦ない取り立てでさらに大金を得るが、それは絶頂にして、奈落への疾走の始まりだった……。身体性と神話性の復活を…
血と骨(上) (幻冬舎文庫) 著者 : 梁石日 幻冬舎 (2001年4月5日発売) f.2023/8/12p.2023/5/10 from amazon site 一九三〇年頃、大阪の蒲鉾工場で働く金俊平は、その巨漢と凶暴さで極道からも恐れられていた。女郎の八重を身請けした金俊平は彼女に逃げられ、自棄になり、職場もかわる。さらに飲み屋を営む子連れの英姫を凌辱し、強引に結婚し……。実在の父親をモデルにしたひとりの業深き男の激烈な死闘と数奇な運命を描く衝激のベストセラー。第11回山本周五郎賞受賞作。
崔 洋一(さい よういち)監督が27日亡くなった。73歳だった。監督、脚本家、俳優でもあった。日本映画監督協会理事長、宝塚大学元教授、民間放送教育協会理事などを歴任。 1976年「愛のコリーダ」(監督大島渚、主演藤竜也)、1978年「最も危険な遊戯」(監督村川透、主演松田優作)のチーフ助監督を務め、監督作品としては「月はどっちに出ている」(1993)「血と骨」(2004)などが代表作。 キネマ旬報社が映画評論家、映画製作スタッフたち140人を対象に行ったアンケート調査をもとに選んだ「日本映画ベスト100」(1999年)のアンケートで「月はどっちに出ている」は「麦秋」「蒲田行進曲」などと並んで2…
アレサンドロです。 https://www.asahi.com/ より 膀胱癌の治療を公表していた崔洋一監督が亡くなりました。73歳。 崔洋一監督の映画は見たことがないのですが、ドキュメンタリーではしばしば拝見していました。 「月はどっちに出ている」「血と骨」など在日コリアンの物語をリアルに描いた作品で知られていました。 在日朝鮮人の父と日本人の母の間に生まれ、大島渚監督の助監督を経て、1983年に映画監督デビュー。在日コリアンが主人公の「月はどっちに出ている」でたくさんの映画賞を受賞しました。 ご冥福をお祈りします。 www.youtube.com www.youtube.com
日本公開日 2004年11月06日 上映時間 144分 ジャンル ドラマ 監督 崔洋一 出演者 ビートたけし 鈴木京香 年齢制限 R15+ 【Amazonプライムビデオ】 血と骨 ビートたけし Amazon 【TSUTAYA DISCAS】 【関連サイト】 ・ウィキペディア血と骨 - Wikipedia ・ヤフー映画血と骨 - Yahoo!映画 ・映画ドットコム血と骨 - 映画.com ・フィルマークス血と骨 - Filmarks ・IMDbChi to hone (2004) - IMDb Horirin Movies 439
こんにちは。ぷんおです! 本日は、ビートたけし主演の「血と骨」について。 このページは2021年に書いたものなのですが、まとめたこの記事ですが、22年に崔洋一監督がお亡くなりなった際に一部改稿。そして先日、梁石日先生がお亡くなりになられたので再び書き直そうかと思ったのですが、21年当時に書いた感想をそのま残す方向にしています。 👇梁石日の「夜を賭けて」の感想アップしました。 基本情報 作品を観るには? あらすじ(観たまままとめ) 結末ネタバレ ぷんおの考察&感想 あとがき 基本情報 題名:「血と骨」公開日:2004年11月6日(日本)監督:崔洋一脚本: 鄭義信、崔洋一原作:梁石日キャスト:ビー…
想像界とは、一言でいえばイメージの領域です。 イメージは私たちの身の回りに溢れています。絵画や映像といった芸術作品に描かれているのはまさにイメージですし、他の人物に対して「優しそうだ」「怖そうだ」といったイメージを持つこともあります。また後述するように、ラカンにとっては、〈意味〉全般もイメージ的なものです(115頁)。 しかし、私たちにとってもっとも身近かつ根源的なイメージは、自分の身体でしょう。「身体は血や骨や肉でできているのだから、物質的なものではないか」と思われるかもしれませんが、それは「肉体」と呼ぶことができても、固有の意味で「身体」とは言えません。なぜでしょうか。 肉体は、口、目、耳…
8月20日に骨折の手術をしてから1ヶ月経つのでここでまとめておこうと思う。何しろ派手な骨折も手術も人生で初めてのことだったで。 事の起こりは寿町フリーコンサートを見に行った8月14日であった。猛暑の中でライブを見た興奮と疲労が夜も残っていたのだろうか、部屋で転びふすまに手から激突したのだと思う。思うという書き方をするのはその時のことを明確に覚えていないというか、記憶が飛んでいるのである。棚から床一面に落ちた400枚を超えるCD、ふすまなどの部屋の状況から想像するのである。どうも奇行でもしたのであろう形跡もある。 まずいことになったなと考え始めたのはその後、右手首が動かせないし形も少し変だとなっ…
原作やドラマ版は一度も観たことがない。題名から真っ先に思い浮かぶのは「鳶が鷹を生む」という諺で、内容も不器用な父親と出来る息子というものが想像される。親父(阿部寛)は確かにすぐに喧嘩したり酒癖が悪かったりするのだが非常にしっかりしている。肉体労働をしっかりこなして周囲の人間とも和気藹々と過ごす。場が気まずくなれば歌を歌って和ませたり、息子のケツバットを止めさせたり、当時は理解の浅かった再婚を認めたり、とにかく出来る男なのだ。喧嘩や酒癖の悪さも『血と骨』のビートたけしのようにストレートにブチ切れている感じではなくユーモラスな雰囲気があり、これは他の作品での阿部寛をイメージすれば分かりやすい。多分…
⚠️自分が後で見返したい用のやつで読み物ではありません⚠️ 半年前くらいに知ったゲーム、夏にぴったり?らしいから遊んでみた〜BL🔞ゲーム PCゲームは初めて遊ぶため諸々手間取る。もうすぐ販売されるっぽい絶対プレイしたいゲームがあって、その予行練習の意図もある。 幼少期の楽しい思い出。幼なじみ4人と、おばあちゃんの住む島での思い出。 オートに設定したはずなのに全然手動だし、小窓に戻せないし!メニュー欄どこ!?トラブルがありつつ(Escキーでした) 別れを惜しんでギャン泣きしてくれた男児がこれになるってめちゃ萌えキャラやんけ 登場人物の名前を定着させる。黒髪はむねさださん、兄がしゅうさん、ちっちゃ…
お昼食べ損ねてめちゃくちゃお腹空いてる帰り道だから豚骨ラーメン回見てるんだけど、なんかおいしそう通り越してわたしも豚骨ラーメン作りたい欲がむくむく湧いてきてしまった…信頼オタクたちとキッチンスタジオとか借りて作りたい…円盤流し見とかしてたら煮込む時間も楽しそうじゃない?— 夏樹 (@natsuki_s8) 2024年6月4日 ぽろっと呟いたこのポストがきっかけで、オタク7人でSixTONESと同じように"イチから豚骨ラーメン"作ってきました!だってあまりにも賛同者多いんだもん!ノリが良くて行動力のあるオタク、大好きだよ!!!試行錯誤を経てせっかく作ったので、今後同じように豚骨ラーメンを作ってみ…
ネイティヴ・サン: アメリカの息子 (新潮文庫 ラ 20-1) 作者:リチャード・ライト 新潮社 Amazon アフリカ系アメリカ人が発表した文学作品について考えたことがなかった迂闊な私。先日読んだ大内義一『アメリカ黒人文学』でようやくそのジャンルの大まかな歴史を知りました。 ★ ★ ★ 梅雨が明けたという本日、アメリカ黒人によるパイオニア的な小説、リチャード・ライト『ネイティヴ・サン』(新潮文庫)を読みました。副題に「アメリカの息子」とあります。従来はその邦題で知られていた──私もタイトルだけは見覚えがある──小説です。新潮文庫版はつい最近刊行された新訳(上岡伸雄訳)で、1991年に刊行され…
Johnson SR, Bernstein EJ, Bolster MB, et al. 2023 American College of Rheumatology (ACR)/American College of Chest Physicians (CHEST) Guideline for the Treatment of Interstitial Lung Disease in People with Systemic Autoimmune Rheumatic Diseases. Arthritis Care Res (Hoboken). Published online July 8,…
「みんなで早押しクイズ」フリーマッチで作問したクイズの記録です。2024年7月14日夜22時に「時事問題 2024年6月23日〜2024年7月13日」として出題した全17問です。 スポンサードリンク // 注1:問題・解答・解説は、追記など無い場合、基本的に2024年7月14日夜22時時点のものです。特に時事は刻一刻と状況が変化するのでご注意ください。 注2:正解者数は、再放送を含めてフリーマッチを計2回行った際の合計人数です。また、解答権は参加者の95%としています。 問01. 2024年7月9日に畝本直美が女性としては日本で初めて就任した官職は何でしょう? 正解者数:20名(53名中) 解…
青春デンデケデケデケ (河出文庫 あ 1-1 BUNGEI Collection)作者:芦原 すなお河出書房新社Amazon今日は遅番だった。今朝の読書タイムは実に刺激的な1冊、酒井邦嘉『言語の脳科学』を読んで過ごした。ぼく自身の脳についても思考を深めることを誘う1冊として受け取る。この本を通じてぼくはいろんなワンダフルな事実を学んだ。この世界には数多と言語が存在するというはっきりした事実(当たり前じゃん、と言われるかもしれないが日本語と英語が主を占めるぼくの生活ではこんな単純なことも忘れてしまいがちになるのだった)。そしてぼくたちのクリエイティブな思考能力は日々用いる言葉によって培われている…
本格小説(上) (新潮文庫) 作者:美苗, 水村 新潮社 Amazon [新装版]血と骨(上) (幻冬舎文庫) 作者:梁石日 幻冬舎 Amazon P+D BOOKS 宣告 上・中・下巻 合本版 作者:加賀乙彦 小学館 Amazon 本格小説、というタームがSNSのタイムラインに流れてきて、おもわず二度見をして、ああなんだ、誤用か、そうだよな、とものおもう。 まあ正直にいえば本格小説もわからないのか、という話だが、嘆いていたってしかたがない、たかが小説の話なのだから。 本格小説、というのは「本格ミステリ」とか「新本格ミステリ」とかいうのとは、違うわけですな。取り敢えず「新本格」はヤヤコシイ理窟…
起床0615、くもり。昨日の残りのヤンニョムチキン、サラダ、トースト、ハーブティ。 テレビを流しながらコンロの掃除など。テレビをひととおり見終わったので、ルーティンの掃除。終わってしばらくしたら、洗濯機の設置が早速やってきた。長く我が家の汚れ物を洗濯してくれたサンヨーの洗濯機ともお別れ。長い間どうもありがとう。新しい洗濯機の使い方が正直まだサッパリわからない。大丈夫かな私。昼、在庫が溜まってきているスパークリングワインを開ける。もやしサラダ、韓国風ごぼうと、内田百閒おすすめのシャンパンにおから、ってやつをやってみる。なるほどまあまあ、両者がケンカしないことはよくわかった。 スパークリングワイン…
共同通信の記事; 「血と骨」作家の梁石日さん死去 在日文学に新たな地平切り開く 2024/06/29 「血と骨」「夜を賭けて」などの小説で在日文学に新たな地平を切り開いた作家の梁石日(ヤン・ソギル、本名梁正雄=ヤン・ジョンウ)さん*1が29日午前、東京都の病院で死去した。87歳。大阪市出身。葬儀は親族で行う。 経営する印刷会社が破産し、20代で多額の借金を背負った。30代前半から約10年間、タクシー運転手として働いた経験を基に書いた小説「タクシー狂躁曲」が、崔洋一監督によって映画「月はどっちに出ている」となりヒットした。 韓国南部・済州島出身の父をモデルに、暴力と不信、孤独に支配され欲望のまま…
作家の梁石日さんが亡くなった。 20代から30代、梁石日さんの小説を何冊か読んだ。 力強い文体と、差別に関する評論がおもしろかった。 縁があって、25年くらい前に雑誌の仕事でインタビューをしたことがある。中野にあるマンションで話を聴いた。身体の不調を訴えていたことと、小説は儲からない、としゃべっていたことが記憶に残った。 梁石日さんは、タクシードライバーの経験者でもある。事故とケガで、タクシードライバーをやめている。私の父がタクシードライバーである。梁石日さんの描くタクシードライバーの描写は、私の知っているタクシードライバーとはまったく違っていた。 梁石日さんの描くタクシーには、貧困、挫折など…
六月、翼の生えた赤子を拾った。 人間と魔族が再び険悪になってから久しいというのに、一体どこから入り込んできたのだろうか。 本来なら然るべき機関に渡さなければならないのだが、どういう訳かこの赤子を気に入ってしまった。 ——牛の乳で構わないだろうか。 九月、驚くべきことに、赤子はたった三ヶ月で幼気な少女となった。 私の事を母親だと思っているのか、私の言う事はなんでもよく聞く。 おかげで、育てる上で困ったことはあまりなかった。 しかし、この子を隠し通すのは中々骨が折れる。 ——元気なのは良い事なのだが。 六月、気づけばこの子を拾って一年が経っていた。 大変な一年だった。なんでも、空を飛ぶ魔法——飛翔…
こんにちは。最近の自分の記事を読み返すとほとんど久し振りにやったことについて書いていることに気付きました。久し振りっていうのはつまり前はやっていたけど今はやっていないということでそういう意味で精神が昔に回帰しようとしているのかもしれません。そしてまた久し振りの話なのですが「やっぱり猫が好き」(1989)を観ました。改めてやっぱり面白いなと思いました。自分の記事を遡ると2023年の5月27日に「やっぱり猫が好き」についての記事を書いているのですが多分そこから2ヶ月くらいは本当に毎日欠かさず観ていた気がします。めちゃくちゃハマってメルカリでDVDを新旧全巻揃えましたしVHSのものまで買い揃えた程で…