DOI: 10.1002/tkm2.1087 www.semanticscholar.org 【目的】この研究の目的は、がん化学療法中の骨髄抑制、特に血小板減少症に対する加味帰脾湯の有効性と安全性を評価することとした。 【方法】この遡及的予備的研究では、化学療法中にグレード3以上の血小板減少症を発症した進行性卵巣癌の9例において、加味帰脾湯治療の前後のヘモグロビン(Hb)と好中球および血小板(Plt)の変化を調査した(加味帰脾湯使用前後のそれぞれ13および16サイクル)。 【結果】最下点のHbは有意に変化しなかったが、それぞれの化学療法サイクル中のHb(ベースライン–最下点)の変化の程度(加味…