観光業界

観光の島として世界的に知られたタイ南部プーケット県では、観光業が急速に回復しつつあるものの、航空運賃が燃料価格上昇などにより値上がりしているため、市民が近場の観光地を選ぶ傾向が強まっていることがプーケット観光業にとってマイナスとなっているという。 このため、同県の観光業者からはこの問題の解決への介入を政府に求める声が出ている。同県のナロン知事によれば、「航空運賃の値上がりは県当局やプーケットの観光業者だけでは解決できない問題であり、政府の介入が望まれるこのままではプーケットをあきらめてベトナムやインドネシアのバリ島に旅行先を変更する人が増えることが懸念される」とのことだ。 （バンコク週報 20…

新型コロナウイルスの感染拡大で大きな打撃を受けたタイの観光業界は、回復の兆しを見せています。観光業界は現在、2022年の海外からの訪問者数は約1170万人、収益は6200億バーツになると予想しています。タイ国営メディアNNTが伝えています。 観光事業者は、観光客に国境が再開された後の回復を期待しています。タイ観光協会（Tourism Council of Thailand：TCT）会長は、人口規模や海外旅行への意欲、購買力の高さから、インドからの観光客が主要な消費者になるだろうと述べました。 インドからの観光客は、2022年に入ってから約60万人がタイを訪れており、マレーシアに次いで2番目に多…

新型コロナの感染状況の改善に伴う水際対策の入国制限措置の緩和で外国人観光客の増加が期待される中で、タイ政府はホテルに対して外国人料金を設定するよう求めることを検討しているようだが、タイ・ホテル協会のマリサ会長は、「ホテルの宿泊料金は需給バランスなどに従って変動するもの。外国人料金の設定は現実的でなく難しい」との見方を示した。 政府報道官が7月6日に発表したところによれば、政府は宿泊料金を外国人客に対してはコロナ禍前の値段に戻すが、タイ人客に対しては割引価格を維持するようホテルに求める予定とのことだ。 消息筋によれば、観光業界からは、「ホテルは依然として泊まり客が少なく、宿泊料金をコロナ禍前のレ…

新型コロナの感染拡大で世界的に観光業が深刻な打撃を受け続ける中、タイの南部と東部の観光業者、およびタイ・ホテル協会からタイ政府に対し、新型コロナ対策の制限措置を3月から全面的に撤廃するよう求める声が上がっている。 同協会関係者らは、タイでは新型コロナがエンデミック（地域的流行）に移行しており、入国者に課している新型コロナ検査を含む感染対策を全面的に撤廃することなどを盛り込んだ意見書を、プラユット首相や関係当局者宛の公開文書として発表した。 同文書によれば、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、英国がすでに新型コロナのエンデミック移行を宣言しているため、タイもこれに倣うべきとしている。 （バンコ…