※以下本作品の重大なネタバレを含みます※ =================================== 本作品は、第76回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した作品で、海外からも評価の高い作品である。 内容としては、誰もが「怪物」に見えるけど、「怪物」は誰もいない、というまさに日本の闇、日本の現状抱える問題の本質を、見事に描写している。 作品の内容を含めて補足すると、例えば学校でモンスターペアレントと化す親は、実は子供思いであり、だが学校側の視点ではモンスター化しているように見える。 同じように、教師は生徒を守るため、校長先生も学校を守るためにモンスター化しているように見える。 しかし、…