こんばんは、紫栞です。 今回は、貴志祐介さんの『黒い家』をご紹介。 あらすじ 大手生命保険会社の京都支店で死亡保険金の査定に日々忙しく追われていた若槻慎二はある日、保険加入者の菰田重徳に家に来るように要求された。 面識が無い顧客から名指しされたことを訝りながらも菰田家を訪れた若槻は、そこで菰田重徳の息子・和也の首吊り死体を発見する。発見時に一緒に居た重徳の不審な態度から若槻は保険金目当ての犯行だと確信するが、警察の捜査は進捗せず、そのため本社の方でも菰田家からの保険金請求を受けても調査中として保留の状態が続いた。 すると、重徳は「和也の保険金は下りたか」と毎日支社に来て若槻に催促するように。辟…