本日、3月31日に『余録(250331)』は思う▲「ミミにいちばん!」という語呂からオーケストラの日。音楽を愛した詩人の宮沢賢治は、農民楽団の結成を夢見た▲その思想に感銘したのが、北海道余市町の牧野時夫さんは「北海道農民管弦楽団」を創設。30年前の初演で賢治が好んだベートーベンの「田園」を披露▲北海道の長く厳しい冬は農業生産の点では大きなハンディとなるが、農閑期こそ創造的な芸術活動に充てられると▲「農業は大地を耕す。音楽は心を耕す」と▲賢治は「われらの前途は輝きながら嶮峻である」と。あすから新たなスタートを切る社会人や学生も希望にあふれつつ難題にぶつかるだろう。そんな時には仲間の声に耳を傾け、…