大都市間輸送という「ドル箱」を持たない地方私鉄である。 沿線に工場が立地し通勤客が、周辺は地方としては学生・生徒が多いなどの要素がありなんとか存続している。 近江鉄道自身の経営も素晴らしいものがある。中古車輛、本社は廃校舎の再利用だった。 しかし安全には集中投資ー。 JR西の尼崎脱線事故前から自動列車停止装置(ATS)の導入を進め、事故後には、苦しい財布から更に、14カ所に追加整備。 人命重視のヒューマニズムは、公共交通を担う会社としては当然のことでもあるが、注目に値するのは、同社鉄道部長高木氏の次の言葉。 一度でも事故を起こしたら会社がつぶれるから、安全面だけは節約できませんシビアな経営姿勢…