●歌は、「玉だすき畝傍の山の橿原のひじりの御代ゆ生れましし神のことごとつがの木のいやつぎつぎに天の下知らしめししを天にみつ大和を置きてあをによし奈良山を越えいかさまに思ほしめせかあまざかる鄙にはあれどいはばしる近江の国の楽浪の大津の宮の天の下知らしめしけむ天皇の神の尊の大宮はここと聞けども大殿はここと言へども春草の茂く生ひたる霞立ち春日の霧れるももしきの大宮ところ見れば悲しも」である。 滋賀県大津市錦織2丁目 近江大津京錦織遺跡万葉歌碑(柿本人麻呂) ●歌碑は、滋賀県大津市錦織2丁目 近江大津京錦織遺跡にある。 この歌については、ブログ拙稿「万葉歌碑を訪ねて(その241)」で反歌三十歌を、「同…