半年に一回大祓の行事がやってくる。 人の形の紙型に名前と生年月日を書いて、その紙で体をなでて、3回息を吹きかける。 神社にお預けして6月末日と12月の末日にお祓いをしてもらう。 人間は知らないうちに穢れや罪を身に着けてしまうという。 確かに人間は知らず知らずの間に邪気が溜まりに溜まって怪物化してしまうこともある。 年末になると思いがけない事件や犯罪が起こる。 忙しないムードの年末はうっかり見落としてしまうことや、忘れ物や、怪我も起こりがちでもある。 街行く人は忙しなく、通勤時でなくてもプラットホームには人がいっぱいだ。 すれ違う時、ヒヤッとすることもある。 一旦、俯瞰してゆったりする気持ちを持…