乙女稲荷社の千本鳥居。 短い行程だが、朱塗りの鳥居に潜ることによって邪気を祓う。 朱の色は、古来より邪気を祓い、魔の避ける色。 ある古墳、たしか九州にあった古墳だと思うが、朱ことベンガラは、鉄の主成分。葬送儀礼に用いた赤色顔料は土壁に塗りたぐった。 実は、社殿も鳥居もベンガラ塗りであるが、現代に至ってからは原材料としては乏しい。 ある神社のこと。 20年に一度に行われるゾーク(造営事業)の際、絵描きさんはベンガラが入手できなくて、ペンキで間に合わした。 なんと、数年も経てば、塗った社殿や鳥居はペイント落ち。 剥がれる、剥がれる状態に再度塗り直しをしたとか・・・ 第60次式年遷宮をされた奈良の春…