子産(上)【電子書籍】[ 宮城谷昌光 ]価格: 814 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 中国の春秋時代中期。北に晋、南に楚という大国に挟まれていた鄭(てい)。名門にも関わらず礼を重んじるため周囲を併呑する道を選ばず、時に晋、時に楚に付く外交を強いられていた。 穆公(ぼくこう)の公子に生まれ、姉に屈指の美女と謳われた夏姫を持つ子国は、軍人として優れた力量を備えていた。鄭は当時成公が楚と友誼を結んでいたが、宰相の子罕は晋と同盟を結ぶべきと考えていた。楚は晋から楚に誼を結んだばかりの鄭に、宋と戦うよう命を出す。子罕はほどよく戦って前面対決を避けるように目論むが、子国は少数を率いて宋を追走し、将軍2…