5月下旬から2カ月近く、小学館が2007年から2009年にかけて刊行した「日本の歴史」を読み継いでいます。全16巻(+別巻1)のうち、今日は第10巻「徳川の国家デザイン」(水本邦彦)を読了しました。 旧石器から古墳時代を扱った第1巻「列島創世記」(松木武彦)に始まり、10巻目で江戸時代前半にたどり着きました。数十万年の歴史の堆積を考えると、小説の時代物でお馴染みの江戸は、かなり現代に近づいた感じがします。「あれ、もうここまで来てしまったか」と、ちょっと残念。過ぎてみれば早い、膨大な時間の旅です。 各時代を専門にする研究者たちが執筆していますが、一般読者を対象にしているので、学会内の論文や専門書…