本作は1970年代後半~1980年頃の永ちゃんのライヴ映像をふんだんに取り入れたドキュメンタリー。観たのは初めて、だったと思う。 永ちゃんはキャロルの頃から知ってはいた。きっかけは、1972年の秋くらいだったと思う。当時中2だった僕は、その頃ちょっとだけ話をしていた同じクラスの女子と電話で話していて、彼女がキャロルを聴いている、と言ったのだ。本欄でいつか書いたが、その頃の僕の興味は、欧米のシンガー・ソングライター、特に好きでよく聴いたのは、キャロル・キングとギルバート・オサリバンだった(まだ英国のロックはあまり聴いていなかった)。電話で話していて僕は「キャロル違い」だな、と思ったな。永ちゃんの…