埼玉県所沢市と東京都東村山市の境、JR武蔵野線から歩いて15分ほどのところに赤門塾はある。近所の小中学生を対象とした小さな学習塾だが、開校は1970年で50年以上の歴史がある。初代の「塾長」は在野の哲学者の長谷川宏だ。この塾の開塾については『朝日新聞」のこの記事に書かれている。 www.asahi.com 現在、塾の運営は、長谷川宏の次男の長谷川優氏に引き継がれている。この塾では単に勉強を教えるだけでなく、さまざまなユニークな文化的活動が行われているのだが、1973年以来、新型コロナで中止になった年を除き、継続的に毎年三月末の週末に行われているのが赤門塾演劇祭だ。この演劇祭には、塾の現役生徒で…