『ことばへの道 言語意識の存在論』 長谷川宏 講談社学術文庫 ことばへの道 言語意識の存在論 (講談社学術文庫) 作者:長谷川宏 講談社 Amazon まさにジャケ買い。タイトル買い。予備知識なしで読んだ。 これがまた面白かった。著者は東大の哲学科でヘーゲルをメインとする在野で活躍する方。この中身、正直難しい。哲学だけど言語学寄りであると思う。 言葉の成立過程から、さらにことばを他者へ伝えることのメカニズム、言葉の政治、宗教、日常での使われ方について等、実に多岐にわたる「ことば」の話。完全に理解出来てはいないが、自分は日々このことばをつかって生きて、そしてこの本自身も読んでいるわけだ。ことばの…