『閉された言語空間―占領軍の検閲と戦後日本』は、江藤淳の著書。第二次世界大戦後の日本がGHQの呪縛から脱却できないとする批判で構成されている。
大東亜戦争の終結後、日本はアメリカの軍隊によって占領された。そして、アメリカは、占領下日本での検閲を周到に準備し実行した。眼に見えない日本の思想と文化の殲滅戦が始まる。自己破壊による新しいタブーの自己増殖が。関連著作『一九四六年憲法-その拘束―その他』。
GHQ作成の情報操作書「真相箱」の呪縛を解く―戦後日本人の歴史観はこうして歪められた(小学館文庫)