読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース ニ10-01216 3(大内の段) 再版 序詞 菅原伝授手習鑑 竹田出雲作 蒼々たる姑射(こや)の松化(け)して婥約(しゃくやく)の美人と顕はれ 珊々(さん/\)たる 羅浮山(らぶさん)の梅 夢に清麗の佳人となる 皆是疑儀して 変化をなす 豈(あに)誠の木精ならんや 唐土斗か日の本にも人 を以て名付くるに 松と呼び 梅といひ 或は桜に准(なぞらふ)れは花にも情(こゝろ) 天満(あまみつる)大自在天神の御自愛有りし御神詠(ごしんえい) 〽末世に伝へて 有がたし 此神いまだ人臣…