TBSテレビ系で、1983年10月21日から1984年1月27日にかけて放送されたテレビドラマ。
宮本輝作 文藝春秋 1982.10.25発刊
大阪郊外に新設された大学のテニス部を舞台に、青春のきらめき、若い命のひたむきさ、危うさ、ある種のいたいたしさを描ききった長編。主人公の燎平とマドンナ的存在の夏子、二人をとりまく若者たち。いずれも個性的で、それぞれにピュアな泉を心の奥底に隠しもっており、それが思わぬところでこぼれ出て、読む者の胸に妙に切なくしみこんでくる。なお、1983年にはテレビドラマ化されている。
宮本輝が影響を受けた本について。 真のしあわせとは何か<br />――宮本輝のエッセンス 『焚火の終わり』 (宮本輝 著) | 書評 - 本の話 2024年6月のひとこと | 本郷中学校・高等学校 宮本輝の『青が散る』は大学生の青春小説の代表 青が散る - Wikipedia 以上です。
蒼いフォトグラフ/松田聖子 ほか 自分の勤務先に数年ぶりに新卒の新入社員が数名入社することになったのだが、勤務先の従業員の平均年齢は恐らく45歳を軽く超えており、20代が1~2名くらいしかいないという状況である。 そんな環境のなかに前途希望に満ちた新入社員が入ってきてどういう感想を持つのか、一抹の不安を感じているところだが、自分が会社に入社したのはおよそ30年前のこと。 おたがい4年間の大学生活を終えて新社会人になったという点は共通するところで、ここ30年で大学生の考え方もだいぶ変わっているはずであるが、少年少女の年代と、社会人たる大人の年代の狭間で体験して感じることは変わらないのではないだろ…
GOOD-BYE青春/長渕剛 ほか 80年代前半のテレビドラマというと、ちょうど自分が小学校高学年から中学生の頃だったので、比較的ドラマをよく見ていた年代である。 こうしてタイトルや主題歌を掲げて思い返してみると、80年代後半から「トレンディドラマ」がもてはやされるようになる以前の作品というのは地味な印象も受けるし、なによりリアリティに溢れた作品が多かったと思う。 子どもの頃なので、感受性が強くて、現実とドラマの区別がつきにくかったのかもしれないが、ドラマを見て感動するということではなく、現実の世の中にはこういうことがあるのかとショックを受けるようなことがあったような気がしている。 <もしもピ…
今回は宮本輝さんの『青が散る』を紹介します。 宮本さんの本を読んで、他作品も読みたいなと調べているところに発見しました。 タイトルに惹かれてしまいました。 結構前の作品で、同じくだいぶ昔にドラマ化もされているらしいです。 どんなお話なのでしょうか! 目次 あらすじ 感想 最後に (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].…
人からもらった宮本輝の『青が散る』を読んだ。読む前はあんまり期待してなかったんだけど、読み終わってみたら「め……めちゃくちゃ面白かった~…………」って空を仰いで呆然とするぐらいに良い小説だった。 『青が散る』の舞台は1960年代、大阪。茨木市に新設された大学に燎平が入学するところから始まる。物語は燎平が大学を卒業するまでの四年間の話で、その間に彼はテニスに打ち込んだり、女(夏子)を好きになったりする。 書いてみればそれぐらいに要約できてしまうような、80年代以前?の純文学でよくあった(憶測)、人間たちの日常と起伏を乾いた筆致で描く系の小説でね……読み始めの方では、いつの間にかタイパ重視で生きる…
GLORIA/ZIGGY ほか 4月初めのこの時期、かつて自分が晴れて大学生になって、学校に通いはじめた日のことは今でも記憶に残っている。 自分の通った大学の場合、最初の1週間は「フレッシュマン・ウィーク」として、履修講座の説明や、サークルの勧誘、学科のクラスメイトとの懇親会、といった大学ならではのイベントが催されていて、とても希望に満ちた毎日を過ごしたものだ。 こんな楽しい大学生活だが、あまりテレビドラマの舞台になることはないようで、その主題歌を取り上げようとも、ほとんど見当たらないのが実情だ。 <いとしのエリー/サザンオールスターズ(1979年)> サザンオールスターズの3枚目のシングルド…
いま一瞬あなたが好きよ明日になれば分からないわ港の引き込み線を わたるときそうつぶやいたみんな重い 見えない荷物肩の上にかかえてたわそれでも なぜか明るい 顔して笑ってたっけ www.youtube.com
松田聖子の15枚目のシングルドラマ「青が散る」の主題歌 『瞳はダイアモンド』との両A面になった曲だが、自分はこちらの方が気に入っている。 今聴いても完成度の高さを実感するのは、短いイントロのあと、いきなりサビのメロディが始まって、ところどころにホーンの音がはいったりするあたりの曲の構成が本当に素晴らしい。 ドラマの主題歌ではあったが、当時の自分はまだ中学生で、「青が散る」の大人びた雰囲気にはあまり関心が持てず、主演の二谷友里恵がアウディに乗って大学に通学するお嬢様っぽい役柄ばかりが印象に残っている。 光と影の中で 腕を組んでいる 一度破いてテープで貼った 蒼いフォトグラフ 今一瞬あなたが好きよ…
本を好んで読むようになったのがここ10年くらいでして、、 それまでは、というと恥ずかしいくらい読書とは縁遠かったものですから、 学生時代にきっと読んでいるだろう、というような本をほとんど読んでおりません。本書もそのような一冊で、人生折り返しきったような時点での初読みです。本作はドラマ化もされて(ドラマもほとんど見ていない)話題になり、多くの人から共感を得たのでしょう…「これはいい!」と太鼓判を押した友人もいました…果たして自分はどのような感想を持つのだろうか、と思いながら手にしました。小説として、非常に面白かったです。 上下巻600頁超の長編でしたが全く長く感じず、次へ次へと引き込んでいく展開…
人気の作家宮本輝。小説の類は苦手の小生ですが、流石にいくつかは読んでいる。「蛍川」と「青が散る」は特に印象深い作品です。「蛍川」は私のふるさと富山が舞台。「青が散る」は自分も経験した学生時代の運動部が舞台。ということでとても身近に感じる2作品です。 蛍川(宮本輝全集 第1巻/新潮社刊): 脱稿までに10数回も一から書き直したという作家の強い思いが込められた作品。芥川賞受賞作。 美しくそして厳しい富山の風土を背景に、3学年への進級を控えた中学生竜夫と彼を取り巻く人々が描かれる。 祖父、父、叔父、母、親友そして幼なじみの同級生英子。登場する人物達のプロフィルがエピソードとともに濃厚に凝縮されて展開…
ポンポン付き耳あてニット帽 緑 お散歩スタイルモッズコートコーデM 緑 お散歩スタイルあったかブーツ 茶 お散歩スタイルスニーカーブーツ 茶 カゴ入りみかん(奥手) オレンジ カゴ入りみかん(手前) オレンジ きみと一緒おさんぽ豆柴 カーキ きみと一緒足元の豆柴 ベージュ 仕事中の雪かきスコップ 赤 雪積もるお気に入りの庭先 アイボリー、白 雪積もるお気に入りの庭先 オレンジ、青 舞い散る雪フレーム アイボリー
と言いながら書評にはあらず。そもそも読んでないし。 大学院の研究室にはトランスジェンダーの教員がいて、この教員を慕ってゼミに参加する学生もわりといた。そのゼミでは、「私の男友達の告白『オレ、女子にあまり興味が持てなくて、むしろ男の友達に変な感情を持つんだよね』。そんな彼は性別違和を感じているのかもしれない」というような、自分の体験から他者や自己のセクシュアリティのことを考えようとする発表がいくつかあった。 この手の発表を聞くにつけ、僕は密かに「いや、そらないわ」みたいな違和感を感じていた。トランスジェンダーの教員も一度「みなさんはLGBTQをどのように理解しているんでしょうね」という趣旨の感想…
文学には記憶再現装置がある。人間の認知活動において情報の管理システムは最重要だ。インプットはアウトプットを前提にすると格段の生産性アップが証明されている。また記憶された情報がより活用できる為には思い出す喚起力も必要だ。情報の吟味は記憶による判別識別を経て初めて完了する。 さて思い出を巡る感情相剋が文学のテーマにされやすい。センチメントが一番劇的効果をあげるのは恋愛だ。新鮮な恋愛それは初めて人間を好きになるとき。初恋でも純愛でもいい。 氷室冴子「海がきこえる」はジブリの挿絵が物語を膨らませた。 ジュブナイルといえば大林映画だ。「転校生」「時をかける少女」など。自分の故郷を舞台に採用する。 地方と…
皆さんも「あ〜、ここに帰ってきたァ〜!」って思えるところありますよね。私もいくつかありますので時々紹介したいと思います。まず、今日紹介するのは私が大学生時代に最も長い時間を過ごした津田の海です。 私は香川医科大学に入学した際、高校時代に読んだ宮本輝の「青が散る」という小説に憧れて硬式テニス部に入ろうと決めていましたが、高校の先輩の勧誘でウインドサーフィン部に入部することとなりました。ウインドサーフィンというものが何かを知らなかったくらいなのですが、すぐに虜になってしまい、暇があれば津田の海にいるようになりました。1年生の夏休みに帰省すると、あまりに日焼けしていて母親が非常にビックリしていたのを…
山の中のテニスコート <中> 2002 11/2 某紙掲載 ギャラリーがいなくて・・ **村と**町、**町にまたがる○○ダムのダム湖に沿って、 車をめったに見かけないドライブにはもってこいの道が走っている。 渓谷を流れる川沿いに○○○公園はあって、村の家から三十分とかからなかった。 公園入り口の立派な駐車場に入った時には、みんな予想を裏切られた。 車は一台も止まっていなかったので、なんだか釈然としないものはあったが、 「すげえーっ、クレーコートだ!」。 公園の一角にテニスコートを見つけた男の子は叫んだ。 後に続いた私たちも非常に新鮮な喜びを味わった。 しんとした山の中の、人っ子一人見かけない…
以前読んだ『青が散る』がめちゃくちゃ面白かったので、それ以来宮本輝の作品をいくつか読んでいる。 今回は『星々の悲しみ』という短編集を読んだ。 星々の悲しみ (文春文庫) [ 宮本 輝 ]価格: 660 円楽天で詳細を見る 好きだったシーンはまず、表題作「星々の悲しみ」の、天体観望のシーン。 レンズの中に煌々と浮かんだ星々の、それぞれ異なった寿命やら光の強さやら、もはやどんな強力な天体望遠鏡ですらとらえることの出来ない、はるか彼方の無限の星の数と星雲の大きさ。 ぼくは時間も忘れて、望遠鏡にしがみついていた。 「さびしいもんやなァ」 ぼくは心からそう感じてつぶやいた。 「うん、さびしいもんやろ」 …
よき時を思う:宮本輝著のレビューです。 ☞読書ポイント 感想(ネタバレなし) 宮本輝プロフィール ☞読書ポイント 人生の幕を降ろす時期に差し掛かった時、今まで関わって来た家族や知人にどんな形で気持ちを伝えたいか。また、自分が大切してきた物を誰に託すか。そんなことを考えさせられる作品。小さな幸せが詰まった作品でもある。徳子さんが言う「小病小悩」は、現代人が目指したい生き方。 感想(ネタバレなし) よき時を思う (集英社文芸単行本) 久しぶりの宮本輝さんの小説。今回はお婆さんがメインの家族の話というざっくりした内容を新聞で知り、このパターンは面白そうと、わくわくした気分で読み始めました。相変わらず…
一乗谷から越美北線の1両の気動車で福井に出て、福井から17時08分の特急『サンダーバード29号』で金沢へ移動した。少し遅れたが金沢まで1時間たらず。 金沢では駅前から路線バスに乗って香林坊に出て、ビジネスホテルに投宿した。正月に能登半島で発生した大地震のため、金沢にも避難者が滞在しているというニュースは目にしていたが、部屋が取れたので泊まることにしたのだが、…このホテルは、連泊者でご希望の方はルームメイクを省略します、タオルだけドアノブにかけておきます、という仕組みになっているが、チェックインしてフロアに上がって驚いた。ほぼすべての部屋にタオルの入った袋がぶら下がっているのだ。避難者だけでなく…