男子の本懐(新潮文庫)【電子書籍】[ 城山三郎 ]価格: 748 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 緊縮財政と行政整理を必要とする「金解禁」。日本史上最も鮮明な経済政策を、第一次大戦後の慢性的な不況を脱するために多くの困難と攻撃に耐え、昭和5年(1930年)1月に断行した浜口雄幸と井上準之助。性格も境遇も正反対の2人の男が、1つの政策に命を賭け、男子の本懐とは何かを問いかける。 【感想】 金解禁。かなり端折って説明すると、以前各国は金本位制により兌換紙幣を流通させていたが、第一次大戦で金の流出が起きたため、各国は金流出を一時許可制(実質上の禁止)としたが、大戦後は金本位制)に戻した(=金輸出の…