昨年、「六本指のゴルトベルク」を読んで、探した本。割と簡単に見つかった。「六本指」同様、音楽とミステリーを絡めたエッセイがメイン。というか、こちらが10年以上も先なので、とりあげる本は古くなるが、自身についてのことなどにも触れられている。ネタとして、身近なところから書いているということか。フランス文学者で詩人でもある青柳瑞穂さんのお孫さんなので、骨董が趣味だった祖父の影響でそれなりの鑑識眼もあるようだ。 ショパンに飽きたら、ミステリー (創元ライブラリ) 作者:青柳 いづみこ 東京創元社 Amazon 「探偵小説を買う女」。まずは自己紹介めいたエッセイで始まっている。阿佐ケ谷か高円寺当たりの古…