傷つくこと(6) <静岡駅南口駅前広場には、裸婦の彫刻像2体が、フランス印象派の画家ピエール・オーギュスト・ルノワールと彫刻家リシャ―ル・ギノの共作。世界に14体しかない作品で、1994年度の駅前広場のシンボルとして設置された。 市内の複数の裸婦像に異議を唱えたのが、難波市長だ。 「静岡市内には裸婦像が多すぎると感じています。海外からの観光客が来た時、この街は何だろうと違和感を覚えてしまいます。あんなに目立つ場所に設置している街はないのではないか」と。 「時代を考えると、ふさわしくないと感じる。公共の場ではなく美術館に展示した方が良いのではないか」 「芸術の街をうたっているわけでもないのに、裸…