2017年7月31日 沖縄らしさの新しさ 「沖縄らしさ」を表わすものとしては、赤瓦の屋根や屋根の上のシーサー、亀甲墓、仏壇の位牌などが一般的です。ところがそうした沖縄らしさを表象するとされるものは、歴史に登場するのは近世以降のことであり、本格的に民衆化されるのは、近代になってからだとされています。 赤瓦の屋根が登場するのは17世紀末だとされています。しかし、王都である首里や貿易港である那覇以外では、民衆層では、赤瓦どころか瓦葺きの屋根自体が禁じられていました。瓦葺きの屋根が民衆層に認められるのは、1889(明治22)年からです。ですから首里・那覇以外の地域で赤瓦屋根の風景が形成されていくのは、…