市場で出会った猫(お昼寝中) 李琴峰(りことみ)さんの「彼岸花が咲く島」を読みました。 架空の島という設定ですが、与那国島がモデルになっていると思われます。 与那国島は日本最西端で台湾が見える島。李さんは台湾出身で、与那国は台湾から一番近い日本であり、日本本島からは一番遠い端っこにある島。 国の境界にある場所のように、この島ではニホン語、ひのもとのくに語、女語といった三つの言語がキーファクターとなっています。 ある日、島に記憶を無くした1人の少女が流れ着き、島で生きるためにノロ(御嶽の祭祀を司る祝女)になるべく奮闘する物語。島は大ノロによって治められ、ノロになれるのは女性のみで、「女語」を習得…