【惠門山延命地藏尊(現、普明寺)】 花蓮県秀林郷佳民部落の中に、1922年(大正11年)に建立されたお寺があります。現在のお寺の名前は「普明寺」。原住民・太魯閣族の部落である佳民部落に、お寺が今でも残されているのは珍しい事。 このお寺を建立したのは、当時、鹽水港製糖会社・北埔農場(元賀田農場)の主任を務めていた善村忠吾氏。 当時、原住民による襲撃やマラリアに苦しんでいた日本人。日本人の平安な生活を願い、善村氏は、日本より地蔵菩薩を運び、この地に木造建築の寺院「惠門山延命地藏尊」を建立しました。第二次世界大戦が始まってすぐに、寺院は破壊されてしまった。その原因は不明であるが、佳民部落に空襲があっ…