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魔鏡

(サイエンス)
まきょう

魔鏡とは、日光など直線的な光を反射させることで、鏡の表面には映っていない像が、反射した光の中で影として浮かび上がる銅鏡である。

作り方

銅製の鏡の背面にまず模様を作り、次に表側をきれいに研磨して凸面鏡として仕上げる。そうすると、きれいに研磨したつもりでも、裏との厚みの差で、研磨の差ができてくる。
厚い部分はたわみが少ないため良くけずられるが、薄い部分は裏側に逃げてしまいあまり削られない。そのため厚い部分は本来の凸面から削られて、いくらか凹面になるが、薄い部分は凸面のままである。
そのため鏡に当った光は凸面では散乱して像は結ばないが、凹面からの反射光は集光して像を結ぶことになる。こうして背面にほどこした像が何も無いような鏡の微妙な凹凸によって不思議な像を作りだすことができる。

News

邪馬台国の女王・卑弥呼(ひみこ)の鏡ともいわれる三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)が、鏡面に光を反射させると背面の文様が壁に映し出される「魔鏡」の特性を持つことがわかった。

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