やはり筆者的にはこれを観ないと年が始まらない若手花形が集う新春浅草歌舞伎。正月らしい気分が横溢していて、実にいい雰囲気。まず第二部を観劇したが、満員の盛況。いや~歌舞伎の未来は明るい。コロナ過の間は上演が中止されていた浅草歌舞伎。いや~本当に日常が戻って来て、良かった。歌舞伎座より、若い見物衆が多い印象なのは、例年の通りであった。 去年迄は、松也や巳之助、歌昇、米吉らを中心としたメンバーであったが、今年から橋之助が座頭になり、新たに染五郎・鷹之資・左近・玉太郎・鶴松が加わった。十代が二人も入り、平均年齢が十歳近く若返った感じであろうか。間違いなく将来の歌舞伎界を担うメンバーだ。この若い役者達が…