封切り二日目。 席数465の【SCREEN12】の入りは六割ほど。 前の三作とは、趣を大きく異にしている。 もちろん『信(山﨑賢人)』の成長の物語という大きな枠組みは踏襲しつつ、本作では師の『王騎(大沢たかお)』にスポットライトを当て、それが結果的に主人公の今後の人生に繋がる筋立て。 前作のラストで突然現れた趙の将軍『龐煖(吉川晃司)』は『信』や『羌瘣(清野菜名)』すらも難なく蹴散らす偉丈夫。 しかし彼と秦の大将軍『王騎』との間には浅からぬ過去があるよう。 今回は二人の関係性を軸に戦場での激しい攻防と人間ドラマが並行して語られる。 戦闘場面の迫力は変わらず。 先ずは、中国の広範な大地と、数十万…