『忘れられた日本人』をひらく 宮本常一と「世間」のデモクラシー 作者:若林恵,畑中章宏 黒鳥社 Amazon 生まれ故郷の新潟の松之山の風景を見ると、ノスタルジーに駆られる。いいなあ、幼い頃も、いまもほとんど変わらない。いいのお!♪懐かしいのお!♪ 「不世出の民俗学者・宮本常一の主著のひとつであり、今なお愛され読み継がれる『忘れられた日本人』。そこに描かれた日本人の姿を、ノスタルジアや復古主義に陥ることなく、グローバリズムとナショナリズムとが錯綜する21世紀の世界のなかにいかに価値づけ、その可能性をひらくことができるのか。編集者・若林恵が民俗学者・畑中章宏と「忘れられた日本人」と「民主主義」の…