元禄16年7月15日。夕暮れ前、石川理左衛門・瀬左衛門を連れて石川平四郎を河村九郎右へ連れて行く。用があるので沢井刑部へ参られるようにと云々。刑部へ行くと刑部が現れ尋ねられる。私に預けられたので、不自由ではあるけどしばらく私宅にいてください。決まりなので大小は預けてくれと言って、瀬左が受け取り、刑部の家来へ渡す。刑部は平四を連れて部屋に入る。暇乞いには及ばず。理左・瀬左は帰る。片桐幾右衛門を権左衛門と渡辺金右衛門を連れて、夕暮れに九郎左へと行く。そこから石川弥十郎のところへ連れて行って渡す。下新兵衛は両小頭同道して井野口六郎左衛門に預けられる。玄蕃組手嶋弥右衛門は成瀬竹之助に預けられる。竹之助…