児童ポルノ製造罪と不同意わいせつ罪・強制わいせつ罪を観念的競合にするときの落とし穴 判決速報令和3年17号で、観念的競合にした事案(大阪高裁r3.7.14)が紹介されたので、起訴検察官に観念的競合が流行っています。 令和3年17号 強制わいせつ,児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反被告事件 上訴放棄確定 令和3年(う)第287号 令和3年7月14日 大阪高裁第6刑事部判決 控訴棄却 (検察官氏名) 太田 玲子 (第 一 審) 京都地方裁判所 ○ 判 示 事 項 被告人が,アプリケーションソフトのダイレクトメッセージ機能を使用して,遠隔地にいた被害者(…