前途多難な水素ステーションの設置 政府は、水素で走るFCV(燃料電池車)の普及をはかるために、小型の水素ステーションの整備にのりだす方針だという(読売新聞、10月30日朝刊)。 FCVは、トヨタが、自社の立ち後れているEV(電気自動車)に対抗する狙いをもこめてその開発と生産に力を入れているものであり、水素ステーションは、また、同社が開発している水素エンジン車の普及のためにもどうしても必要不可欠なものなのである。だから、それの整備は、豊田章男が、「日本がEVに特化すると、日本の自動車産業はつぶれるぞ」、とヒステリックに脅して、政府に要求してきたものなのである。 水素ステーションは、建設中のものを…