3rd Party Logisticsの略。物流に関する用語。 荷主から物流機能全般を請け負う形態、または請け負う企業のこと。 単なるアウトソーシングではなく、荷主の物流ポリシーの策定や物流企業の最適選定も行うなど、戦略機能も持つ。 日本では物流会社(日本通運など)やメーカーの物流子会社(日立物流など)、倉庫業の会社などが「3PL機能を持つ」というに近い存在。海外では飲料業者から一括で請け負うCH Robinson Worldwide Inc.などが有名。
トヨタ自動車株式会社の物流子会社として、世界に冠たる「トヨタ生産方式」を物流の現場で体現し、日本のものづくりを支える大動脈、愛知陸運株式会社(通称:アイリク)。2022年に創業80周年を迎えた同社の第107期(2025年3月期)決算が、2025年6月16日付の官報に掲載されました。「安全品質のアイリク」を掲げ、自動車部品から航空貨物まで、日本の産業に不可欠な物流サービスを提供する同社の強固な経営と、未来に向けた挑戦に迫ります。 20250331_107_愛知陸運決算 第107期 決算のポイント(単位:百万円)資産合計: 19,001百万円 (約190.0億円) 負債合計: 11,378百万円 …
大日本印刷(DNP)グループの物流戦略を全面的に担う中核企業、株式会社DNPロジスティクスの第80期(2025年3月期)決算公告が2025年6月16日に掲載されました。その内容は、物流業界の常識を覆すほどのインパクトを持つものでした。本記事では、驚異的な決算内容を深掘りし、同社が描く未来の物流像と、その巨大なポテンシャルについて考察します。 20250331_80_DNPロジスティクス決算 第80期 決算のポイント(単位:百万円)資産合計: 39,667 (約396.7億円) 負債合計: 10,256 (約102.6億円) 純資産合計: 29,410 (約294.1億円) 当期純利益: 7,…
コンビニエンスストアやスーパーマーケットへ、私たちの食生活に欠かせない食品を届ける――。食品卸最大手「日本アクセス」(伊藤忠グループ)の物流を担う中核企業として、その複雑で高度なサプライチェーンを支える、株式会社SHINKOロジ。その第47期(令和7年3月31日現在)の決算公告が、令和7年5月28日付の官報に掲載されました。食品物流のプロフェッショナル集団として、高い収益力を誇る同社の経営状況と、その強さの秘密、そして物流業界の未来を見据えた戦略について分析します。 20250331_47_SHINKOロジ決算 第47期 決算のポイント(単位:百万円)資産合計: 4,064 (約40.6億円…
物流大手の「富士物流(三菱倉庫グループ)」と、精密機器の雄「セイコーグループ」。日本の産業界を代表する2つのDNAを受け継ぎ、高品質な3PL(サードパーティ・ロジスティクス)サービスを展開する、エスアイアイ・ロジスティクス株式会社。その第29期(令和7年3月31日現在)の決算公告が、令和7年6月17日付の官報に掲載されました。メーカー物流の緻密さと、物流専門企業のダイナミズムを併せ持つユニークな同社の、安定した経営状況と、その強さの秘密に迫ります。 20250331_29_エスアイアイ・ロジスティクス決算 第29期 決算のポイント(単位:百万円)資産合計: 984 (約9.8億円) 負債合計…
自動車部品のグローバルサプライヤー「矢崎グループ」の物流を中核に担い、静岡から全国へ、高品質な物流サービスを展開する翔運輸株式会社。その第43期(令和7年3月20日現在)の決算公告が、令和7年6月17日付の官報に掲載されました。「2024年問題」に揺れる物流業界を「チャンス」と捉え、独自の哲学と強固な財務基盤で未来を切り拓く同社の現在地と成長戦略に迫ります。 20250320_43_翔運輸決算 第43期 決算のポイント(単位:百万円)資産合計: 11,422 (約114.2億円) 負債合計: 4,100 (約41.0億円) 純資産合計: 7,322 (約73.2億円) 当期純利益: 563 (…
ガラスびん業界で国内シェアNo.1を誇る「日本山村硝子」の物流と製造を支える中核企業、山村倉庫株式会社。その第58期(令和7年3月31日現在)の決算公告が、2025年6月17日付の官報に掲載されました。「製造を知る物流のプロ」として独自の強みを発揮し、3PL(サードパーティ・ロジスティクス)プロバイダーとしても成長する同社の堅実な経営と、未来に向けた戦略を解き明かします。 20250331_58_山村倉庫決算 第58期 決算のポイント(単位:百万円)資産合計: 2,811 (約28.1億円)負債合計: 1,086 (約10.9億円)純資産合計: 1,725 (約17.3億円)当期純利益: 64…
1943年(昭和18年)の創業以来、80年以上にわたり日本の経済成長を物流面から支え、現在は段ボール業界最大手のレンゴーグループの中核物流企業として事業を展開する、山陽自動車運送株式会社。同社の第90期(2025年3月期)決算公告が、2025年6月16日付の官報に掲載されました。本記事では、その安定した決算内容を分析するとともに、人と環境への配慮を経営の軸に据え、次世代の物流に挑む老舗の姿に迫ります。 20250331_90_山陽自動車運送決算 第90期 決算のポイント(単位:億円)資産合計: 107.0億円負債合計: 53.4億円純資産合計: 53.6億円当期純利益: 3.9億円 今回の決算…
愛知県一宮市に本社を構え、チルド食品に特化した全国規模の物流ネットワークを展開するダイセーエブリー二十四株式会社の第42期(2024年12月31日現在)の決算公告が、2025年3月31日付の官報に掲載されました。その概要と、社会課題を事業機会へと転換する同社の戦略について考察します。 20241231_42_ダイセーエブリー二十四決算 第42期 決算のポイント(単位:百万円)資産合計: 24,513百万円 (約245.1億円)負債合計: 18,120百万円 (約181.2億円)純資産合計: 6,392百万円 (約63.9億円)当期純利益: 1,009百万円 (約10.1億円) 今回の決算で…
岡本物流株式会社の第83期(2025年3月31日現在)の決算公告が、2025年5月31日に掲載されました。ここではその決算概要と事業内容を分析し、同社の強さの源泉に迫ります。 20250331_83_岡本物流決算 第83期 決算のポイント(単位:百万円)資産合計: 4,611 (約46.1億円)負債合計: 922 (約9.2億円)純資産合計: 3,689 (約36.9億円)当期純利益: 113 (約1.1億円) 今回の決算では、当期純利益として113百万円(約1.1億円)が計上されました。特筆すべきは、その極めて健全で強固な財務体質です。総資産約46.1億円に対し、負債合計は約9.2億円に抑え…
日本山村硝子グループの中核物流企業である山村ロジスティクス株式会社の第10期(2025年3月期)の決算公告が、2025年6月5日付の官報に掲載されましたので、その概要と事業内容を分析します。 20250331_10_山村ロジスティクス決算 第10期 決算のポイント(単位:百万円) 資産合計: 2,968百万円 (約29.7億円)負債合計: 1,485百万円 (約14.9億円)純資産合計: 1,483百万円 (約14.8億円)当期純利益: 266百万円 (約2.7億円) 今回の決算では、当期純利益として266百万円(約2.7億円)という堅実な利益を計上しました。資産合計は約29.7億円、純資産合…