3rd Party Logisticsの略。物流に関する用語。 荷主から物流機能全般を請け負う形態、または請け負う企業のこと。 単なるアウトソーシングではなく、荷主の物流ポリシーの策定や物流企業の最適選定も行うなど、戦略機能も持つ。 日本では物流会社(日本通運など)やメーカーの物流子会社(日立物流など)、倉庫業の会社などが「3PL機能を持つ」というに近い存在。海外では飲料業者から一括で請け負うCH Robinson Worldwide Inc.などが有名。
ガラスびん業界で国内シェアNo.1を誇る「日本山村硝子」の物流と製造を支える中核企業、山村倉庫株式会社。その第58期(令和7年3月31日現在)の決算公告が、2025年6月17日付の官報に掲載されました。「製造を知る物流のプロ」として独自の強みを発揮し、3PL(サードパーティ・ロジスティクス)プロバイダーとしても成長する同社の堅実な経営と、未来に向けた戦略を解き明かします。 20250331_58_山村倉庫決算 第58期 決算のポイント(単位:百万円)資産合計: 2,811 (約28.1億円)負債合計: 1,086 (約10.9億円)純資産合計: 1,725 (約17.3億円)当期純利益: 64…
1943年(昭和18年)の創業以来、80年以上にわたり日本の経済成長を物流面から支え、現在は段ボール業界最大手のレンゴーグループの中核物流企業として事業を展開する、山陽自動車運送株式会社。同社の第90期(2025年3月期)決算公告が、2025年6月16日付の官報に掲載されました。本記事では、その安定した決算内容を分析するとともに、人と環境への配慮を経営の軸に据え、次世代の物流に挑む老舗の姿に迫ります。 20250331_90_山陽自動車運送決算 第90期 決算のポイント(単位:億円)資産合計: 107.0億円負債合計: 53.4億円純資産合計: 53.6億円当期純利益: 3.9億円 今回の決算…
愛知県一宮市に本社を構え、チルド食品に特化した全国規模の物流ネットワークを展開するダイセーエブリー二十四株式会社の第42期(2024年12月31日現在)の決算公告が、2025年3月31日付の官報に掲載されました。その概要と、社会課題を事業機会へと転換する同社の戦略について考察します。 20241231_42_ダイセーエブリー二十四決算 第42期 決算のポイント(単位:百万円)資産合計: 24,513百万円 (約245.1億円)負債合計: 18,120百万円 (約181.2億円)純資産合計: 6,392百万円 (約63.9億円)当期純利益: 1,009百万円 (約10.1億円) 今回の決算で…
岡本物流株式会社の第83期(2025年3月31日現在)の決算公告が、2025年5月31日に掲載されました。ここではその決算概要と事業内容を分析し、同社の強さの源泉に迫ります。 20250331_83_岡本物流決算 第83期 決算のポイント(単位:百万円)資産合計: 4,611 (約46.1億円)負債合計: 922 (約9.2億円)純資産合計: 3,689 (約36.9億円)当期純利益: 113 (約1.1億円) 今回の決算では、当期純利益として113百万円(約1.1億円)が計上されました。特筆すべきは、その極めて健全で強固な財務体質です。総資産約46.1億円に対し、負債合計は約9.2億円に抑え…
日本山村硝子グループの中核物流企業である山村ロジスティクス株式会社の第10期(2025年3月期)の決算公告が、2025年6月5日付の官報に掲載されましたので、その概要と事業内容を分析します。 20250331_10_山村ロジスティクス決算 第10期 決算のポイント(単位:百万円) 資産合計: 2,968百万円 (約29.7億円)負債合計: 1,485百万円 (約14.9億円)純資産合計: 1,483百万円 (約14.8億円)当期純利益: 266百万円 (約2.7億円) 今回の決算では、当期純利益として266百万円(約2.7億円)という堅実な利益を計上しました。資産合計は約29.7億円、純資産合…
首都圏を基盤に、90年以上の歴史を誇る総合物流企業、板橋運送株式会社の第94期(2025年3月31日現在)の決算公告が、2025年6月5日付の官報に掲載されました。本記事では、その決算概要と、激動の物流業界における同社の事業戦略について詳細に分析します。 20250331_94_板橋運送決算 第94期 決算のポイント(単位:百万円)資産合計: 3,365百万円 (約33.7億円)負債合計: 812百万円 (約8.1億円)純資産合計: 2,552百万円 (約25.5億円)当期純利益: 170百万円 (約1.7億円) 今回の決算では、当期純利益として170百万円(約1.7億円)を計上しました。特筆…
楠原輸送株式会社の第105期(令和7年3月31日現在)の決算公告が、令和7年6月5日付の官報に掲載されました。その概要と事業の展望について分析します。 20250331_105_楠原輸送決算 第105期 決算のポイント(単位:百万円)資産合計: 25,591百万円 (約255.9億円)負債合計: 18,831百万円 (約188.3億円)純資産合計: 6,760百万円 (約67.6億円)当期純利益: 482百万円 (約4.8億円) 今回の決算では、当期純利益として482百万円(約4.8億円)という安定した利益を確保しました。総資産約256億円という強固な事業基盤を有し、利益剰余金も6,290百万…
カリツー株式会社の第98期の決算公告(2025年3月31日現在)が掲載されましたので、その概要をピックアップします。 20250331_98_カリツー決算 第98期 決算のポイント(単位:百万円) 資産合計: 58,313 (約583.1億円)負債合計: 16,505 (約165.1億円)純資産合計: 41,808 (約418.1億円)当期純利益: 2,903 (約29.0億円) 今回の決算では、当期純利益として2,903百万円(約29.0億円)という非常に高い収益を計上しています。資産合計は約583.1億円、負債合計は約165.1億円で、純資産合計は約418.1億円と、極めて強固な財務基盤を…
こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。 私は、サイドFIREを目指しています。 サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。 投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。 様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。 日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。 お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.Moshi…
食品物流に特化したグッドビリーヴとグループ会社3社は、2022年8月8日、大阪地裁に破産を申請し、8月15日破産開始決定を受けました。負債金額は、グッドビリーヴが約57億8900万円で、4社合計約82億7200万円になります。同社は、関東、中部、近畿、中国、九州エリアに物流センターを設け、食品スーパーや食品卸などを中心に、庫内作業から共同配送までの物流業務を包括的に請け負っていました。一時期は売上高が100億円を超え上場も目指していましたが、過去の積極投資で多額の借入金が重荷となり、金融機関との関係性が悪化したり、粉飾決済などのトラブルも抱えていました。事業譲渡などの再建案も検討したものの、ス…